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zoom RSS 吉田茂首相のロールスロイス。東京コンクール・デレガンス2009その4

<<   作成日時 : 2009/04/21 20:00   >>

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六本木ヒルズ52階の東京シティービューでは、2009年3月20日から4月12日にかけて、東京コンクール・デレガンス2009が開催された。
展示スペース内の様子をレポートする。
東京コンクール・デレガンス2009オフィシャルサイトはこちら


展示車は年代が古い順にクラスA〜Dに分類されているのだが、展示はクラスD〜Aの順番で行われている。
今回はクラスBの展示車を紹介する。

クラスB:1931〜45年
テーマ:「Post Vintage:疾風怒濤」
【疾風怒濤:しっぷうどとう】18世紀後半のドイツで起こった文学運動、「Sturm und Drang」の和訳からきた言葉で、ドイツ語における本来の意味は「嵐と衝動」。
1930年代を迎え、現代の自動車の中核を成す技術が概ね出揃う一方、エンジンの多気筒化や過給器の一般化、またデザインの分野でも流線型が世界的な流行となるなど、スピードに対するあくなき探究心が爆発した。
またスタイリング面でも、更なる豪華さが追及された。

ロールスロイス 25/30HP フーパー 旧吉田茂車(1937年)


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故吉田茂首相といえば、”シガー”や”スコッチ”などとともにロールスロイスを愛用したエピソードを連想される方も多いことだろう。
当時の吉田首相を記録した写真や映像などでもしばしば登場するクルマが、このロールスロイス 25/30HPフーパー製スポーツサルーン。
女婿(じょせい)である麻生太賀吉氏が英国で購入したのち日本に持ち帰り、日本国内では吉田首相自身及び麻生家が永らく愛用してきた車両そのものだ。
日本におけるロールスロイスの歴史はもちろん、日本近代史の観点から見ても、極めて重要な一台である。
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ベントレー 3 1/2リッター ヴァンデン・プラ ツアラー(1934年)


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3 1/2 リッターは、”ダービーベントレー”時代の開祖。
ダービーとはロールスロイス旧工場所在地で、”ダービーベントレー”は1931年にロールスロイス傘下に収まったのちのベントレーを指す。
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デビュー当初こそ舶来のベントレー愛好家には背を向けられたが、一般ドライバーにもベントレーの魅力を伝えた上に、その卓越したバランスとリファインされた高性能がかつてのファンをも呼び戻し、ついには”サイレントスポーツカー”という称号を得ることになった。
中でも、このヴァンデン・プラ製ツアラーは、最も美しいダービーベントレーとして名高いボディである。
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フレーザー・ナッシュ BNW328(1937年)


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チェーンドライブの野趣あふれるクルマで英国人モータリストたちの人気を博したフレーザー・ナッシュは、1930年代のポスト・ヴィンテージ期にはBMWのライセンス生産権を獲得。自動車史に輝く歴史的傑作BMW328は、実は英国でも生産されていたのだ。
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フレーザー・ナッシュBMW328の多くはレース活動に供されたが、中でもこの個体は戦後にル・マン24時間も制することになる名門チーム、”エキュリー・エコス”の創始者であるデヴィッド・マーレーが購入。ル・マンやブルックランズなどのビッグレースで活躍した歴史を誇っている。
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手前:フレーザー・ナッシュ BNW328(1937年)
奥:ロールスロイス 25/30HP フーパー 旧吉田茂車(1937年)
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ジャガー SS100(1937年)


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第二次世界大戦前のジャガー唯一のピュアスポーツであると同時に、戦前ジャガーの最高傑作しても名高いSS100は1935年の発表。
いかにもジャガーらしく古典的魅力に溢れる美しいボディは、創始者であるウィリアムズ・ライオンズ卿が自らデザインしたものとされる。
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創業以来のジャガーの伝統に従って極めて美しいスタイルと高性能を両立したSS100は、当時の愛好家の間で高い人気を博したが、第二次世界大戦の影響で生産台数は2 1/2リッター版と 3 1/2リッター版を合算しても約310台に終わった。
今回の出品車は、オリジナリティの非常に高い個体として知られている1台である。
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ガンメタのボディとワインレッドのインテリアの組み合わせが洒落ている。
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フィアット シアタ508 スポーツMM(1936年)


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1926年創業のシアタは、社名の通り改造車の製作を看板としていたが、その実フィアット社開発部門と密接な関係があり、フィアットの先行開発の役割も担っていた。
特にこの508Sから戦後の8Vに至る一連のスポーツカーには、シアタならではの特別なスペチアーレが用意されたが、それらのモデルには、後のフィアット生産車に適用される新機軸が試験的に投入されたほか、フィアット本社のワークスチームに代わってレースの現場でロードテストを行うなどの用途にも提供されたという。
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その5へ続く。

2007年に行われた前回(東京コンコース・デレガンス2007)のレポートは下記を参照。

1億9900万円のクルマ 東京コンコース・デレガンスその1


日産 R 390 GT1ロードバージョン  東京コンコース・デレガンスその2


ここにもR35GT-Rが! 東京コンコース・デレガンスその3

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